ビニール肌って知ってる?
「ビニール肌」って聞いたことありますか?
初めて聞く方も多いと思います。
今回はビニール肌とはどういう肌なのか、ビニール肌の対策をまとめていきます。
ビニール肌とは
スキンケアをやりすぎてしまってビニールのようにぺらぺらになった肌状態です。
ビニール肌はツヤがあり、肌がきれいなようにも見えてしまうので、美肌とビニール肌を間違えてしまう方も多いです。
ビニール肌のツヤは不自然なツヤで、お手入れのし過ぎにより、起こります。
ピーリングやふきとり化粧水など、お手入れのし過ぎや摩擦で、肌の角質がとられすぎて、キメがなくなり、肌の凹凸がなくなり、つるつるに見えます。
肌の凹凸がないと聞くと良いイメージを持つ方もいらっしゃいますが、肌の凹凸がないとキメが全くなく、肌のバリア機能が低下している状態です。
肌のキメについておさらいしてみましょう。
<キメの整った状態>
裸眼では顔のキメは見えにくいです。
手の甲などを見ると、わかりやすいですが、キメが整っている状態は、三角形状のものが並んでいます。
そして少し肌が盛り上がっているのが見えます。この溝を皮溝、盛り上がっている部分を皮丘といいます。
キメの整っている状態は、皮溝と皮丘がはっきり見えて、三角形がたくさん並んでいる状態です。
バリア機能も高く、うるおいがあり、肌がふっくらとしています。
キメが乱れると、三角形でなくなり、平行線になり、さらに悪化すると線が見えない状態になります。
ビニール肌は線もないつるつるの状態なので、キメの状態がかなり悪いです。
ビニール肌の原因
ビニール肌はスキンケアのやりすぎや摩擦で起こってしまいます。
ビニール肌の原因になりやすいスキンケアはこちらです。
・ピーリング
・ふきとり化粧水
・スクラブ洗顔
・洗浄力が強いクレンジングや洗顔
・肌を擦る、肌への摩擦
ターンオーバーが遅くなり、肌がごわついているときは不要な角質が肌に残ることで、肌トラブルを引き起こしているので、不要な角質をとるスキンケアは適しています。
ですが、不要な角質が溜まっていないときに、角質ケアをしすぎてしまうと、肌の角質がとられすぎて薄くなり、ビニール肌になりやすいです。
また、スキンケアをつけるときのコットンの摩擦や洗顔時の摩擦など、肌は摩擦を受けやすいので、スキンケアや洗顔で肌に摩擦がかからないように注意しましょう。
ビニール肌の対策
スキンケアのしすぎや間違ったスキンケアが原因でビニール肌は起こるので、正しいスキンケアをしていくことで改善できます。
・化粧水、乳液でしっかり保湿する
肌を改善するにあたってまずは保湿が大事です。
キメがない肌は、うるおいを保持しにくく、肌が乾燥しやすいです。
まずは肌をしっかり保湿して、うるおいのある肌をキープすることで、肌のキメを整えいきましょう。
保湿をする際に注意が必要なのが、やりすぎです。
そもそもビニール肌になりやすいのはお手入れをさぼってしまう方よりも、お手入れ意識が高くやりすぎてしまう方です。
もともと保湿は意識していると思うのですが、化粧水、乳液、美容液何種類とたくさんつけて保湿するのではなく、化粧水、乳液と美容液かクリームくらいのもので保湿しましょう。
化粧水、乳液は高保湿なものを使いましょう。
つける量も、推奨されている量の多くても2倍までにしましょう。
理想は、化粧水をつける量は、乾燥しやすい場合 1.5倍ほどが良いです。
もしくはたまにコットンパックをしてしっかり水分を肌に入れ込みましょう。
スキンケアをコットンでつけると摩擦がかかりやすいので、手でつけれるものがオススメです。
・クレンジングや洗顔は低刺激のものを使う
改善していく際に、摩擦や肌への負担が大きいと、肌が改善しにくいです。
肌への負担をいかに減らすかが大事です。
クレンジングは、ミルクタイプやクリームタイプは摩擦が少なくオススメです。
ウォータークレンジングやふき取りタイプなどの、洗い流さずふきとってメイクを落とすタイプは一番摩擦がかかるのでやめましょう。
洗顔料も保湿が高いもので、しっかり泡立てて泡で洗い、手で顔を擦らないようにしましょう。
・紫外線対策は欠かさずする
ビニール肌は、バリア機能が低下しており、外部刺激にかなり弱い状態です。
紫外線は肌に悪影響を与え、シミやシワだけでなく、肌の乾燥も引き起こします。
くもりや雨の日でも肌に影響を与えてしまうので、注意しましょう。
ビニール肌の場合は特に、紫外線には気を付けた方が良いですが、ビニール肌でなくても、紫外線対策は毎日しましょう。
ビニール肌になってしまっても正しいケアをしていけば、肌はキレイになっていきます。
キメを整えていくには少し時間がかかりますが、肌は日々生まれ変わり、改善していくので、正しいケアを続けていきましょう。
【担当:Saki】
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