セラミド減るって本当?
今回は「セラミド」についてです。
肌の水分を保持し、細胞同士の隙間を埋めてバリア機能を高めるセラミド。
美肌をキープする上で欠かせない成分ですが、セラミドが減ってしまうってご存知でしたか?
まずはセラミドについてのおさらいです。
セラミドは私たちの体や肌に存在している成分です。
肌では、細胞同士をつなぎ合わせ、肌のバリア機能を高め、水分を保持する役割があります。
セラミドがあることでバリア機能が高まり、肌がゆらぎにくく、水分が持続しやすいので、うるおった肌に導いてくれます。
肌のうるおいには、水分と油分が必要なイメージをお持ちの方は多いですが、肌のうるおいを保つには、
水分・油分・セラミドの3つが欠かせません。
では、なぜ美肌に欠かせない「セラミド」は減ってしまうのでしょうか?
・加齢
20歳をすぎるとセラミドは減っていきます。
もともと肌はセラミドをつくる力がありますが、20歳を過ぎるとセラミドをつくる力が低下していきます。
そのため、年齢を重ねるとともにセラミドは減っていき、50代では20代の約半分までセラミドが減ってしまいます。
・洗いすぎ
洗顔をしすぎると、セラミドも一緒に洗い流されてしまうので注意が必要です。
また、洗顔時に熱いお湯で洗ってしまうことで、保湿成分のNMFとともにセラミドも洗い流されてしまいます。
暑いお湯ではなく、ぬるま湯で洗うことでセラミドが洗い流されてしまうのを防げます。
ぬるま湯は32~34度くらいの少しぬるめが良いです。
・ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーが乱れることで、セラミドの生成が少なく、セラミド不足になります。
ターンオーバーが早くなると未熟な細胞が出来上がってしまい、充分なセラミドがつくれません。
また、肌も乾燥しやすくなるので悪循環な肌になります。
セラミドが不足するとどんな肌状態になってしまうのでしょうか。
セラミドが不足すると…
肌の乾燥やニキビなど、肌荒れの原因になります。
また、セラミド不足により、肌のバリア機能が低下します。
外部刺激を受けやすく、より肌が乾燥し、他の肌悩みも引き起こします。
セラミドはどうやって補えばいいのでしょうか。
・肌の外側から補う
化粧水や乳液、美容液などのセラミド配合のスキンケアを使ってセラミドを補いましょう。
・肌の内側から補う
セラミド豊富な食べ物で、セラミドを摂取しましょう。
生芋こんにゃく、米、小麦、豆類、きのこ類、牛乳などが、比較的セラミドが多いです。
こんにゃくは普通のこんにゃくではなく、生芋こんにゃくがセラミド豊富です。
また、セラミドの生成を助ける栄養素も大事です。
肌の生まれ変わりを促す栄養素を摂るように意識して、セラミド不足を防ぎましょう。
タンパク質やビタミン類は肌の生まれ変わりを促す栄養素なのでバランスよく摂っていきましょう。
セラミドを内側から取り入れるケアは、全身への効果がありますが、顔の肌への効果は高くないです。
内側から全身のケアもしつつ、スキンケアでしっかり肌のセラミドケアもしていきましょう。
【担当:Saki】
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