BBクリームとCCクリームと下地の違いとは?正しい使い方についても解説
最近のベースメイクは種類が豊富ですね。
しかし、選択肢が多くなると「どれを使うべきか?」と悩んでしまいがちです。
例えば、塗るタイプのベースメイクでは、BBクリームやCCクリーム、化粧下地と色々な種類があるため、どれを選べば良いか分からなくなるときがありますよね。
今回はBBクリーム、CCクリーム。下地の違いについてお話していきます。
BBクリームとCCクリームの違いとは
まず、BBクリームとCCクリームの違いをはっきりさせておきましょう。
違いが分かるようになれば、必要に応じて使い分けることができるようになります。
BBクリームってどんなもの?
BBクリームは、Blemish Balm(ブレミッシュバルム)クリームの略で「傷を修復する」という意味があります。
日焼け止め、化粧下地、そしてファンデーションの3つの役割があり、毛穴の凹凸を目立たなくし、肌の色むらをカバーする役割があります。
ファンデーションとしての役割も果たすため、カバー力が高いのが特徴だといえるでしょう。
BBクリームのみの使用はおすすめしません。ペタペタするうえに崩れやすいため、お粉をつけることをおすすめします。
下地+ファンデーションの組み合わせに比べると、化粧持ちに劣ってしまうのがデメリットです。
CCクリームってどんなもの?
CCクリームのCCは、Color Control(カラーコントロール)やCare Control(ケアコントロール)の略です。
メーカーやブランドによってCCクリームの定義は多少異なりますが、一般的に、スキンケア、日焼け止め、化粧下地、ファンデーションの役割を持っているとされています。
「BBクリームと同じでは?」と感じるかもしれませんが、CCクリームはより自然な仕上がりが期待でき、カバー力は控え目です。
使い方としては、基本的にはCCクリームのみを使用するか、CCクリームにパウダーを重ねて仕上げます。
カバーが足りず、上からファンデーションを重ねるのであれば、CCクリームではなく、下地を使った方が持ちが良くなるでしょう。
BBクリームと下地の違いとは
BBクリームと化粧下地にはどんな違いがあるのでしょうか。両者の違いが分かるようになれば、シチュエーションに応じて使い分けることができるようになります。
下地ってどんなもの?
化粧下地は、肌とファンデーションの密着度を高める接着剤のような役割を果たします。そのため、基本的にはファンデーションを塗る前に下地を使います。
下地の種類によっては、毛穴の凹凸を目立たなくしたり、肌の色むらをカバーしてトーンアップさせたりすることも可能です。また、紫外線を防ぐ効果がある下地も存在します。
下地には化粧のノリを良くし、ベースメイクの持ちを長くしてくれる効果もあるため、日中にメイクを直すのが難しい人は重宝するでしょう。また、ベースメイクの仕上がりを美しく保ちたい方にもおすすめです。
デメリットとしては、メイクで塗る工程が増えてしまうことが挙げられます。
BBクリームと下地はどう使い分ければいい?
BBクリームと下地の使い分けについては「ベースメイクの目的がなにか」を基準に考えましょう。
具体的には「時短でメイクをしたい、ナチュラルな仕上がりが好き」な人にはBBクリームがおすすめです。一方「時間をかけてもカバーをしたい、肌の悩みを隠したい」と仕上がりの美しさを求める人には下地が良いでしょう。
BBクリームにもある程度のカバー力は期待できますが、メーカーによって差がありますし、ファンデーションに比べるとやや薄くなってしまう点には注意しましょう。
BBクリーム(CCクリーム)と下地の選び方
BBクリームやCCクリーム、下地を選ぶとき、なにを基準にすれば良いのでしょうか。選ぶ基準が分かっていなければ、購入した後に「これは自分に合っていなかった…」と後悔する可能性もあります。ここでは、BBクリームやCCクリーム、下地の選び方について解説します。
自分の肌に合った色を選ぶ
違和感のない仕上がりにするためにも、自分の肌に合った色を選ぶことが重要です。
素肌の色や肌の悩みに合わせて色を選ぶことで、肌を明るくしたり、自然な肌色に仕上げたりすることができます。
BBクリームの色が明るすぎると、顔だけ不自然に浮き上がってしまいますし、逆に暗すぎると肌がくすんで見えてしまいます。そのため、顔と首の境目を基準に色を選ぶことが重要だといえるでしょう。
化粧下地にはピンク、イエロー、グリーン、オレンジ、ベージュなどの色が付いているため、肌の悩みに合わせて適切な色を選ぶことが大切です。例えば、肌の赤みが気になるならグリーン系の化粧下地がおすすめです。
テクスチャーで選ぶ
テクスチャーを意識することが重要です。テクスチャーとは、化粧品の質感や肌につけた際の付け心地のことを指します。テクスチャーが自分の好みではない化粧品を選んでしまうと、違和感や不快感が生じる可能性があります。
ベースメイクの仕上がりにはマット肌とツヤ肌の2種類があるため、自分の好みの仕上がりになるものを選ぶようにしましょう。
さらっとしたものや固めのもの、保湿力が高くしっとりするもの、さまざまな質感のアイテムがあるため、自分の好みや肌に合わせて選択するのがおすすめです。
さらっとしたテクスチャーは伸びが良く、肌に負担をかけずに使うことができます。しかし、人によっては物足りないと感じるかも知れません。
一方、固めのテクスチャーはカバー力が高めですが、伸びが悪い点に注意。顔に塗って広げるときに摩擦が起こり、肌に負担をかける恐れがあります。
自分の肌質に合わせて選ぶ
自分の肌を守るためにも、肌質に合ったものを選びましょう。特に肌がデリケートな人は気を付けたいポイントです。
肌質に合わせたアイテムを選択することによって、仕上がりが美しくなるだけではなく、化粧崩れを防ぐことも可能です。
乾燥肌の人は、保湿成分が入っているアイテムがおすすめ。アイテムに含まれる保湿成分により、乾燥による化粧崩れを予防できます。
オイリー肌の人は、油分が少ないものや皮脂・テカリを防止する成分が配合されたアイテムを選びましょう。時間が経ってもきれいな肌をキープしやすくなります。
BBクリーム(CCクリーム)や下地の正しい使い方
どのようなアイテムであろうと、大切なのは「正しい使い方をする」ということです。使い方が間違っていれば、十分な効果を得ることは難しいでしょう。ここでは、BBクリームやCCクリーム、化粧下地の正しい使い方について解説します。
塗り方の手順1:洗顔
肌に皮脂や汚れが付着したままでは、BBクリームや下地がうまく肌につかず、テカリやヨレの原因となります。使用する前に、まずは洗顔を丁寧に行いましょう。
気を付けるのは皮脂や汚れだけではありません。肌表面の古い角質もメイクの仕上がりに影響を与えるため、洗顔で肌の土台を整えることが重要です。
強くごしごし擦ってしまうと肌に負担がかかるため、たっぷりの泡で摩擦がかからないよう、優しく撫でるように洗顔しましょう。
すすぐ際のコツは、ぬるま湯か水を使って丁寧にすすぎ、柔らかいタオルで肌を押さえるようにして水気を拭き取ることです。優しく拭き取れば、肌が摩擦で傷つくこともなく、うるおいのある柔らかい肌に仕上がります。
塗り方の手順2:スキンケア
洗顔後の肌は水分が蒸発して乾燥しやすい状態になっています。そのため、化粧水と乳液を使って肌を保湿するスキンケアを行うことが重要です。
BBクリームや下地にも保湿成分が含まれているため、一般的にはクリームはつけなくても良いとされていますが、乾燥肌の方はクリームを併用しても良いでしょう。
保湿は大切ですが、やり過ぎてはいけません。油分の多すぎるスキンケア商品を使ってしまうと、化粧がヨレやすくなる可能性があるため、自分の肌質に合ったアイテムを選ぶことが大切です。
塗り方の手順3:塗る
スキンケアが完了したら、ベースを塗っていきます。
パール一粒程度のBBクリームや下地を手に取ったら、おでこ、左頬、右頬、鼻先、あごの5点に置き、内側から外側に向かって指で伸ばしましょう。
指で伸ばした後にスポンジで馴染ませると、余計なBBクリームや下地の油分を取り除くことができるため、化粧崩れや厚塗りを防ぎます。スポンジではなくティッシュを使っても、余計な油分を抑えることができます。
最初から多めに塗ってしまうと、あとから調整するのが難しくなるため、注意しましょう。まずは少量を全体に馴染ませてから、気になる箇所に重ね塗りする方法がおすすめです。
よくある質問について
ここでは、BBクリームに関するよくある質問に回答します。BBクリームを使用するときの参考にしてください。
メンズBBクリームの塗り方は?
メンズBBクリームも基本的には一般のBBクリームと同じ使い方で問題ありません。洗顔→スキンケア→ベース、という順番で使用すれば大丈夫です。
まずは顔全体にクリームを塗り終わったら、顔の内側から外側に向かって手でしっかり伸ばします。クリームを伸ばすことでフェイスラインがつきすぎず、グラデーションが生まれ、首の肌色と馴染んでくれます。
クリームが首の肌色と馴染むことで、塗っているところと塗っていないところとの境目がなくなるため、BBクリームを使用したことがバレにくくなります。
BBクリームがマスクにつかない方法はありますか?
マスクを装着すると、BBクリームがマスクについてしまう恐れがあります。
そんな時に役立つのがフェイスパウダーです。
フェイスパウダーがBBクリームのぺたぺた感を抑えてくれるため、一緒に使えば、BBクリームがマスクに付着しにくくなります。
BBクリームとファンデーションはどちらがいいですか?
短時間で自然な仕上がりを求めるならBBクリーム、しっかりカバーして丁寧にメイクを仕上げたいならファンデーションがおすすめです。
BBクリームは下地を必要としないため、時短メイクをするのに適しています。
一方、ファンデーションはBBクリームと比べて工程が多く時間もかかりますが、カバー力が高く、美しい仕上がりが期待できるでしょう。
また、ファンデーションの方が化粧持ちがいいため、出先でなかなかお直しできない方にはファンデーションがおすすめです。
BBクリームに化粧下地はいらないですか?
BBクリームそれ自体に下地としての効果があるため、下地は基本的に必要ありません。
もちろん、下地を使ってはいけないというわけではありません。より高い化粧効果を求める場合に、BBクリームと下地を併用することもあります。
しかし、BBクリームと下地を併用するのであれば、下地+ファンデーションの方が持ちも仕上がりも良く、おすすめです。
クインスの下地は?
クインスの下地は、一般的な下地のようにファンデーションの前に使うことで、乾燥と皮脂崩れをダブルで防ぐことが可能ですので時間が経ってもきれいな仕上がりが持続します。
ナチュラルメイクの時は下地のみで、まるで元から素肌がきれいな“素肌美人”に仕上がります。
つけている感がなく、透明感あふれる肌にしてくれるのでとても優秀です。また美肌菌の効果で日中もスキンケアが叶います。
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それぞれのお化粧習慣に合わせ、ベストなベースメイクを探してみましょう。
【担当:Saki】
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