ビタミンEの効果って知ってる?
アンチエイジング効果があり、美肌づくりには欠かせないビタミンEですが、どのような効果があるかご存知でしょうか。
なんとなく肌に良い、そのようなイメージはあるかと思いますが、今回はビタミンEの効果についてお話します。
まずビタミンとは、三大栄養素(炭水化物・タンパク質・脂質)を摂取するうえで、代謝を促す調整役で、健康維持に欠かせない成分です。
その中のビタミンEは水に溶けにくく、油に溶けやすい性質を持った脂溶性ビタミンです。
ビタミンAやビタミンDも脂溶性ビタミンです。
ビタミンBやビタミンCは水に溶けやすい性質の水溶性ビタミンになります。
脂溶性ビタミンは水洗いや加熱調理での栄養素の損失が少ないです。ですので、取り入れやすいです。
では、ビタミンEの効果についてまとめていきます。
・抗酸化作用
ビタミンEには老化を防ぐ抗酸化作用があります。
加齢により、脂質が酸化し過酸化脂質が増加します。過酸化脂質が増加することで、シミ、シワ、たるみなど、肌への悪影響があります。
ビタミンEは抗酸化作用により、この過酸化脂質を抑制してくれます。
ですので、肌の老化、特にシミ、シワ、たるみを防ぐことができます。
・バリア機能
ビタミンEはバリア機能の要素の1つである皮脂膜を安定させます。
※バリア機能とは、紫外線や空調などの外部刺激から肌を守ったり、肌のうるおいを維持したりする役割があります。
ビタミンEは肌の表面の油分膜の形成を助け、水分の蒸発を防ぐ働きをします。
そのため、ビタミンEの摂取によって肌のうるおいを保つことができます。
・血行促進作用
ビタミンEには血行促進作用があります。
血行促進により、肌荒れ防止やニキビの予防ができます。
ビタミンEは毛細血管を広げて、血流を改善します。また、血液をさらさらに保つ効果が期待できます。
血行促進により、肌荒れ防止やニキビの予防ができます。
・新陳代謝促進
血行促進によって、細胞の新陳代謝が促進されます。
新陳代謝が良くなることで、古い角質が排出され、シミやそばかすを防ぎます。
また、バリア機能が保たれ、乾燥を防ぎ、肌のツヤやハリが改善されます。肌のバリア機能は肌の根本的な部分ですので、さまざまな肌悩みを改善してくれます。
では、ビタミンEはどのくらい摂取したらいいのでしょうか。
女性の一日の摂取量の目安は5.0~6.5mgです。
ビタミンEは過剰摂取すると良くありません。かえって肌荒れしやすくなり、健康にも影響する場合があります。
なので、サプリメントで摂ろうとしてしまうと、過剰摂取になりやすいので、ビタミンEは食事から摂るようにしましょう。
ビタミンEを多く含む食べ物は、アーモンドやらっかせい等のナッツ類やうなぎ、カボチャ、ほうれん草、ブロッコリーです。
ビタミンEだけでなく、全体の栄養バランスを考えながら、ビタミンEも摂取していきましょう。
【担当:Saki】
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